知っておくべき4つのポイント!税理士を変更する最適なタイミング

根本的な何かが変わる時が税理士変更を考えるタイミング

会社を経営するうえで欠かすことのできない存在でもある税理士ですが、経営を続けていく中で何らかの理由によって税理士の変更を考えるケースも少なくありません。ある程度付き合いが長くなってしまうと情が移ってしまうとはいえ、経営において時にはシビアな選択を決断することも必要不可欠です。

 

税理士を変更するタイミング4選

税理士を変更するタイミングにはいくつかのポイントがあります。年間スケジュール的な話ではなく根本的な何かが変わったときのタイミングです。

 

税理士へのニーズの変化

会社を続けていく上で時代のニーズに合わせて経営を柔軟に変えて行く姿勢が求められる中で、税理士に対するニーズも変化していくことは珍しくありません。

 

起業当時は規模も小さく求める物が少なくても、経営が順調に行き事業が拡大すれば当然それぞれの分野に特化した専門家が必要になります。

 

規模が大きくなってきたにもかかわらず、小規模事業と同じ契約内容では今後の経営判断が難しくなるかもしれません。税理士と交渉して契約内容を変更したり、この税理士では難しいかなと見切りを付けたりするタイミングになります。

 

 

経営者の世代交代

経営者の交代のタイミングです。世代交代や人事変更などですが、中長企業では親から子へ事業が引き継がれるということの方が多いでしょう。

 

長く続いている企業では勇退などの理由で経営者が交代することは良くあります。税理士とそれまでの経営者と円満な関係を築けていたからといって、経営を引き継いだ人間も上手くやっていけるとは限りません。

 

親との付き合いからの税理士と自身との相性などの判断によって、変更を検討することも重要と言えます。

 

親の代からの税理士だと、若い経営者は子ども扱いされることがあります。経営者は自分なのに何かと親と比較されて腹が立つこともあります。

 

税理士事務所の担当者変更

会計事務所側の担当者が変わった時です。一般的に税理士と契約を行っても全てのやり取りを行うというケースは少なく、日常の連絡事項などはその税理士事務所に常駐している担当の職員と行なうことも多いです。

 

当然のことながら税理士だけでなくこの担当者とも円滑な人間関係を築いていくことも必要です。

 

とはいえ、事務所の方針や個人的な理由で担当者が急に変わるというケースもよくある話で、そうなった時はまた一から人間関係を築き上げる作業が始まります。このタイミングは別の税理士事務所とのサービスの比較検討をするには適しているとも言えます。

 

税理士に不満が出始める時

最後のポイントは、税理士としての人間性についての不満です。一口に税理士と言っても、人間である以上は個性というものがあって、中には自分のペースで仕事をしてしまう人もいます。

 

そういった税理士と契約をしてしまうと、書類の不備や相談したい時に捕まらずいつまでも連絡が取れないという問題が発生して経営に支障を来たしてしまうこともあります。経理関係の問題は会社の経営を左右される大きなポイントでもあり、安心して経営を行なっていく上で信頼できないと判断した時は、別の税理士への変更の検討が大切になります。

 

おわりに

どういった理由で税理士を変更する場合でも、税理士のいない空白期間が出ないように事前に新しい候補を見つけておくことがポイントです。
そろそろ税理士を変えてみようかと考えている場合は一度紹介サイトなどで外の意見を聞いてみることをお勧めします。

 

実際に利用したおすすめ税理士紹介サイト

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