税理士の料金が高いと感じたときの対処法。比較が大切

あなたならどうする?税理士料金が高いと感じたときの賢い対処法

税理士の料金には主に顧問料や決算料、年末調整料などがありますが、これらが高いと感じることは多々あるものです。

 

もちろん、その税理士さんに、多少高くてもそれだけの料金を支払って顧問でいてもらうことにメリットを感じているなら問題ないのですが、問題はメリットが感じられなくなったときでしょう。

 

そんなとき、どうしたらいいのか、という観点から対処法をご紹介したいと思います。

 

値下げ交渉をする

単純に料金を下げてもらうという選択肢があります。率直に「料金を下げてほしい」と言ってみてもいいですが、その際に、例えば精算表を月に1度出してもらっている場合なら、2ヶ月に1度、3ヶ月に1度に減らすなど、自社には必要のないサービスがないかを精査して税理士に伝えるとより交渉しやすいでしょう。

 

税理士は料金を多く取るために、精算表の作成等をそれほど頻繁に作成しなくていいにもかかわらず毎月作成するなど、こちらがよくわからないことにつけ込んで料金を上乗せするようなケースがあります。

 

そのような、とくに必要ないサービスはできるだけこちらから願い下げて料金を減額してもらいましょう。

 

税理士を変えてみる

ほかの税理士に面談を申し込んでみたり、ネットで問い合わせてみるなどして、ほかの税理士がどれぐらいの料金をとっているのか情報収集をしてみるという手もあります。

 

いわゆる、セカンドオピニオンです。

 

これをやってみることで、現在の顧問税理士の料金が決して高いものではないことがわかるなど、意外な方向に展開することもあります。

 

もちろん、それで新しい税理士に乗り換えるということも可能ですし、いくつかの税理士に問い合わせてみて料金の相場を調べてみるということもできます。

 

現在の税理士だけしか知らない場合には、どうしても疑心暗鬼になってしまいがちです。

 

そういった場合には、ほかの税理士をあたってみることが重要になってきます。

 

もちろん、料金だけでなく税理士の人柄や、事務所の雰囲気、職員の質なども考慮するポイントになります。

 

また、上述したような、自社に必要なサービスと必要ないサービスを知るきっかけにもなるでしょう。

 

その際、税理士事務所のホームページに記載されている料金は少なめに見積もられていることなどが多々あるので、できれば直接コンタクトをとって詳細を聞き出すことをおすすめします。

 

他の税理士と比較することで自分の状態がわかる

このように、税理士料金が高いかどうかという問題は、ほかの税理士との比較や、その税理士との相性などによって相対的に決まってくるものです。

 

税理士を変えるのは簡単ですが、変えた後の税理士がどうなのかをよく知らなければ、また同じ問題に直面しかねませんし、新たな別の問題が生じることになるかもしれません。ですから、単に料金だけを比較するのではなく、総合的に判断する必要があるといえます。

 

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